【長崎】新造護衛艦あさひ進水命名式

10月9日、三菱重工長崎造船所で新造護衛艦25DDの進水命名式が行われるということで撮影できないかと長崎港周辺をまわってみることにしました!

護衛艦が建造されているのは戦艦武蔵の建造も行われたと言われる飽の浦のドックです。

 

長崎港の対岸でベストポイントを探す

建造されているドックが分かっても、造船所の中へ入ることはできません。

まして、防衛機密に関わる艦船の建造は基本的に死角となる場所で行われるので、飽の浦側からの撮影は不可能と思われます。

また、長崎港内は港湾施設や造船所などが立ち並んでいるため、海岸線に近づく事ができる場所は限られています。

 

そこで、対岸の海岸線や少し高台になっている場所などいくつか目星をつけて撮影ポイントを探してみることにしました。

高台になっているポイントは見下ろすかたちになるため、景色を入れにくくなってしまいます。

また、被写体からの距離が遠くなりすぎるため、撮影に向かないと判断し、海岸線を探すことにしました。

 

いくつか探しているうちに見つけたのがベイサイド迎賓館のある浪の平周辺の場所!

まだ、進水命名式まで1時間以上あるのにすでに5〜6人の人が集まっていました。

 

撮影は望遠レンズで

いくら大きな艦船の撮影と言っても、長崎港の対岸から撮影するにはそれなりのレンズが必要です。

なにせ、超弩級戦艦と言われた武蔵をドックから進水させたくらいですから、対岸までの距離はかなりのもの。

 

そこで、今回はDfにシグマの150-600mm F5-6.3DG OS HSM ContemporaryとNikon 80-200mm f2.8を用意して望みました。

結果的に言うと進水後は120〜180mm程度での撮影で十分でしたが、進水時だと400mmくらいがちょうどよかったです!

また、600mmまで伸ばすと艦上の光景が見えそうなくらいでした。

 

しかし、一方で望遠レンズの辛さも露呈することに…

本来、航空祭などの撮影目的で購入したシグマの150-600mm F5-6.3DG OS HSM Contemporaryですが、数枚撮影しただけで心が折れそうなぐらいに重たいです。

民間機の撮影や野鳥撮影であれば、三脚なども使えるので良いのでしょうが、三脚持ち込み禁止となる航空祭で一日振り回すと考えるだけで寒気が…一週間は筋肉痛に悩まされるレベルだと感じました…

もうすぐ航空祭シーズンなので、装備については考えなくてはならないと感じさせるいい機会にもなりました。

 

進水式直前、艦名が露わに…

進水命名式の始まる40分ほど前、艦尾に掛けられているシートが外され、艦名が見えました!

今回建造されている護衛艦はあきづきの改良型の一番艦ということで注目が集まっていましたが、今後の同型艦は「あさひ型護衛艦」となるようですね。

 

まだ艤装が一切されていませんし、近代の艦船はステルス性を高めるため、ミサイルなど兵装の多くが内部に格納されてしまうためどのような艦になるのかわかりにくいです。
事前情報では艦底に設置されるソナーがより大型となり、対潜戦を意識した兵装になるようなので、やはり某国からの水際防衛を強化することを意識しているのでしょう…

 

あさひ進水式

 

いよいよ進水命名式がスタート

国歌が聞こえてきたので、進水命名式がはじまったようです。

海上自衛隊の歌姫・三宅由佳莉さんが来ているという噂もあったので、もしかしたら国歌独唱があったのかもしれませんね…

 

そして、祝砲とともに汽笛が鳴らされ、護衛艦がゆっくりと海へ向かって動き始めました!

 

あさひ進水式

 

タグボートにまわりを囲まれ、長崎港に無事浮かんだ新造護衛艦あさひは、このあとゆっくりと移動していきます。

造船関係者の話ではこの時点ではまだ艤装だけでなくプロペラも取り付けられていないそうなので、自力で動くことはできないのだそうです。

 

ゆっくりと横に移動し、メンテナンスしているイージス護衛艦こんごうの隣のドックへと入っていきました。

 

進水後に移動する護衛艦あさひ

 

護衛艦あさひとイージス護衛艦こんごうの2ショットも見ることができました。

護衛艦あさひは今後、艤装などが行われ、約1年半後の2018年3月に竣工予定なのだそうです。

 

護衛艦あさひとイージス護衛艦こんごう

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