【熊本】訪れたら食べておきたい名物 『太平燕』が美味!
熊本名物といったら馬刺しに赤牛、辛子れんこんなどなど名物がたくさんありますが、忘れてはならないのがこの太平燕です。
太平燕は一見すると長崎のちゃんぽんにも似た雰囲気の春雨スープです。
もともと日本にわたってきた華僑の方が日本で創作した料理だそうで、そのルーツも見た目とともにちゃんぽんに似ているのも頷けますね。
太平燕の元祖といえば…
熊本市内を中心に県内の中華料理店に行けばメニューに太平燕の文字を目にすることも多いのですが、どうせなら元祖といわれているお店へ行ってみよう!ということで、諸説はあるようですが、太平燕の元祖と言われている紅蘭亭さんへ行ってみました。
紅蘭亭はいくつかお店があるのですが、どうせならということで熊本市内中心部にある下通りアーケードにある本店へ足を運んでみました。
その店構えはさながら高級中華料理店と言った感じなのですが、お昼の時間帯、入り口には行列ができていました。
というのも、価格帯が意外にもお手頃なことから、お昼どきともなれば近くで働いている方もランチに訪れる人気店となっているそうです。格式張らずに、地元に根づいて愛されるお店のスタンスは好感が持てますね。
さっそく店内へ!10人ほどが並んでいましたが、ちょうど出入りのタイミングだったようで5分ほどで案内されました。
店内は広々としていて、高級中華料理店のような雰囲気に期待が高鳴ります。
今回は太平燕と黒酢酢豚が気になったのでオーダしてみることにしました。
待つこと約10分、目の前に現れたのは卵ののったちゃんぽん風の春雨スープです。
太平燕について
太平燕とは熊本名物の中華料理で、見た目は春雨スープのような具沢山のスープとなっています。
春雨スープといえば鶏ガラの澄んだスープを想像してしまうのですが、太平燕は少し白濁したちゃんぽんのようなスープとなっています。
鶏とブタから出汁をとったこのスープは見た目以上にあっさりとしており、呑んだ翌日に食べても胃にやさしい味わいとなっています。
そして、この太平燕のもう一つの特徴はフーヒータンと呼ばれる揚げ卵が添えられていることです。
ゆで卵を揚げて二つに切ったフーヒータンは他の中華料理では見かけない、まさに太平燕のためにあるとでも言うべきでしょう。
一方、こちらが同時にオーダーした黒酢酢豚です。出てきた時はあまりに黒くてちょっと驚きましたが、黒酢のさっぱりとした味わいでご飯がすすみました。
紅蘭亭の店舗情報
今回訪れた紅蘭亭さんは熊本市内中心部にある下通り商店街にあります。
TEL096-352-7177