【長崎】夢の豪華客船を手軽に体感できる船内見学会がおすすめ!
豪華客船の旅…いつかはいってみたいリッチな旅行のひとつですね!
大型客船でのクルーズといえば高額な旅費とともに問題となるのがスケジュールです。
たとえば、一番近くの中国や韓国までのアジア向けクルーズでも、出発地と到着地が同じに設定していることが多く、往復を船内で過ごすこととなれば最低でも4泊5日程度の日程に加えて、出発港までの移動などを含め日程を合わせなくてはなりません。
これだけの休みを取ろうと思ったらサラリーマンだと困難なことも多いかもしれません。老後の楽しみにとっておくというのも良いかもしれません。
でも、でも、豪華客船がどんなものなのか気軽に体感してみたいと思いませんか?
そこでオススメなのが長崎国際観光コンベンション協会が主催している豪華客船の船内見学会です。
長崎ならでわの豪華客船見学会
長崎といえば出島をはじめ江戸時代以降貿易港として歴史のある街とされ、また最近では世界3大夜景に選ばれるなど、夜景の街としても有名ですが、忘れてはならないのが造船の町という一面です。
『長崎鎔鉄所』という名前で日本初の艦船修理工場としてスタートした長崎の造船業は小菅修船場跡やジャイアント・カンチレバークレーンといった明治日本の産業革命遺産として世界遺産登録された施設があることからも分かるように、古くは江戸幕府、明治政府の国営造船所から三菱重工へと引き継がれた歴史のある産業です。
第二次世界大戦期には現在でも世界最大級の戦艦である大和の二番艦『武蔵』を建造したことでも有名な三菱重工長崎造船所では、現在ではその高い技術力から今回見学したダイヤモンドプリンセス号だけでなく、豪華客船の建造も数多く行われています。
この長崎で建造された豪華客船の里帰り寄港に合わせて、長崎国際観光コンベンション協会では船内見学会が催されており、普段は旅行者しか立ち入ることのできない豪華客船の船内を半日ほどの日帰りで気軽に楽しむことができます。
今回は5月5日のダイヤモンドプリンセス号の寄港に合わせて船内見学と長崎港の玄関口のシンボルでもある女神大橋からのお見送りがセットになった企画に参加してみることにしました。
このような船内見学会は定期的に開催されているので、詳しくは長崎さるくのホームページから確認してみてください。
船内見学会に申し込む。
長崎さるくのホームページを確認したところ、イギリス船籍の豪華客船・ダイヤモンド・プリンセス号の船内見学会の案内がありました。
まずはインターネットからの申し込みを行いますが、参加にはパスポートが必要なのだそうです。
また、人気企画ですので、募集開始後すぐに満員になってしまうことが多いですので、注意が必要です。
今回も募集開始からわずか数日でほぼ定員に達しつつある状況でした。
今回は申込時にパスポートがなかったので、まずは申し込みを行い、パスポートを取得することにしました。
申し込みはサイト内のフォームに必要事項を記入して送信すれば確認メールが届くので、これで完了です。
パスポートの取得には一月ほどかかるので、申し込んだけどパスポートを持っていないという場合は早めに取得申請を行いましょう!
参加前に長崎国際観光コンベンション協会から問診票などが送られてきます。こちらは受付時に提出が必要ですので、準備しておきましょう。
また、申込時にパスポートがない場合は参加前にパスポートか免許証の番号を連絡する必要がありました。
これであとは当日、松が枝国際埠頭にあるターミナルの受付に集合すればOKです。
ダイヤモンド・プリンセス船内見学会に参加してみる。
まずは受付時間に見学者用のパスカード(入場券)とツアー参加者の腕章シールを受け取ります。今回は午後からのツアーだったので昼食を済ませ港へ向かうことにしました。
港の近くから見るといかに巨大な船か分かります。
間近まで行くと…
もう、そびえ立っているような感じですね!ホント、でかいです。間近で見るとホントに巨大な船体は豪華ホテルがそびえ建っているようです。(笑)
受付のためにターミナルへ入ると、今回の見学ツアーの参加者のほか、市内観光へ出掛ける船に乗ってきたお客さんなどでごった返していました。
こちらが受付時に受け取るパスカードと腕章シールです。特に右のパスカードは下船にも必要なので、絶対になくさないようにしましょう!
参加者がそろったところで、いよいよ船内へ向かいます。今回は十数人のグループに分かれて、クルーの案内で見学を行うことになっていました。
まずはターミナルからのりばへと移動しますが、国際航路の船なので、乗船の際には飛行機に乗る時と同じような厳重なセキュリティ検査があります。
手荷物検査をパスしたら、まずは船の中央にあるエントランスへと案内されました。
吹き抜けのエントランスは豪華ホテルそのもので、船の中にいることを忘れてしまいそうです。
船の前方の展望デッキ内にはジムがあり、乗船客はだれでも利用できます。長い航海だと食事が楽しみなことと、船内の移動だけでは運動不足になるらしく、案内してくれたクルーの方もはじめての航海の時は体重がかなり増えてしまったそう。そこで、休みの時はここでエクササイズしていますとのことでした。
ジムは前方上部のデッキにあるので、眺めは抜群!航海中は海原を進んでいく様子を眺めながら、運動できるので特等席なのだそうです。
ジムのそばにはエステやサロンなどがあり、そのそばにもプールがあります。
船内の屋上には多数のプールが設置してあり、まさに海外のリゾートホテルのような雰囲気です。
また、船の中央部には巨大なスクリーンがあり、航海中はプールサイドのビーチチェアーに座ってエンターテイメントを楽しむことができるのだとか…
乗船客がだれでも利用できるレストランはビュッフェ形式で、美味しそうな食べ物が並べられています。今回の見学者は利用できませんでしたが、どんな味なのか気になってしまいますね!
別料金にはなってしまいますが、船内にはいくつかのレストランも併設されており、食事には飽きる心配はなさそうです。
こちらのレストランではお寿司がいただけるのだとか…
ナイトクラブがいくつかあり、公海上ではカジノも営業しているとのことです。常にどこかのナイトクラブでイベントが行われているので、航海中は優雅な時間を楽しむことができるそうです。
船の中には劇場もあります。
訪れた時はピアノの調整中でしたが、ライブ演奏やショーなど様々なアトラクションが上演されるそうです。
船尾にある最上階のデッキから長崎の街を眺めると高台にあるはずのグラバー邸が目の前に!
普段は決して見ることができないロケーションからの眺めを楽しむことができます。
全長290m、高さ54mの船内は見学ツアー出回っている約3時間ほとんど歩いて回り、階段での移動も多いため、クタクタになってきたところでようやくゴールでもあるエントランスホールに帰りつき、再びセキュリティゲートを通って船外へと出ることになります。
見学だけでこれだけ歩き回るのに、本当に運動不足になってしまうのでしょうか?(笑)
今回のツアーはまだおわりではありません。女神大橋からのお見送りのため、用意されたバスに乗り込み、女神大橋へ向かいます。
出港まで少し時間があるのでバスの中で休憩して待つことにしました。
そしていよいよ出港のとき
長崎の町並み、そして世界遺産のジャイアント・カンチレバークレーンをバックに岸壁をゆっくりと離れ港外へと向かうダイヤモンドプリンセス号もバッチリ撮ることができました。
船が橋の下を通るときは屋上デッキとの距離が近く、デッキで手を振る方々の姿を間近に見ることができます。
船の通過後は再びバスで移動し、松が枝埠頭か長崎駅で解散という流れです。
以上が船内見学会の流れですが、いかがだったでしょうか?
もちろん船旅や船内でくつろいだり食事を楽しむことはできませんが、普段目にすることのできない豪華客船の船内をみることができる数少ないチャンスです。
なかなか長期休暇が取れないなどで『いつかは豪華客船の船旅を!』と考えている方や豪華客船の中を見てみたい方などにはおすすめの内容となっています。
また、最近では船内のビュッフェで軽食付きのプランが登場するなど、回を重ねるごとに内容も充実しているようです。
機会があればぜひ、参加してみてはいかがでしょうか?
長崎さるくでは様々な体験イベントが催されている!
今回は豪華客船の船内見学に参加してみましたが、長崎では長崎国際観光コンベンション協会の主催でさまざまな形で長崎を体験する企画が催されています。
中には池島炭鉱の探検ツアーや女神大橋の橋脚を登るツアーなどといったものもあり、普段は立ち入りができないような場所にも入ることができるチャンスだったりします。
長崎での街歩き企画やイベントはながさきさるくのホームページまで!