【阿蘇】幻の花『ヒゴタイ』を求めて夏の阿蘇へ!
夏の阿蘇には幻の花『ヒゴタイ』が咲き誇る光景を見ることができます。
ヒゴタイは中国大陸原産でアザミのようなトゲのある紫色の花を咲かせるキク科の多年草です。
かつては西日本に多く分布していたものの、現在では絶滅の危機に瀕しているとも言われています。そんなヒゴタイを求めて阿蘇に向かってみました!
訪れたこの日は25日に通過した台風15号の爪痕が所々残っていましたが、阿蘇の大自然を満喫することができました。
ヒゴタイが楽しめるのは阿蘇北部から飯田高原エリア
阿蘇の中でもヒゴタイを見ることができるのは北部の産山から飯田高原にかけてのエリアです。
まずは、阿蘇一の宮から県道11号線、やまなみハイウェイを通り湯布院方面へ抜けると約1時間で最初の目的地である大分県九重町にある長者原ビジターセンターへ向かいました。
長者原ビジターセンターのタデ原湿原は訪れるのが少し遅かった
長者原ビジターセンターは周辺の自然に関する展示や案内を行っている環境省の管理する施設となっており、こちらでは季節の植物の開花情報などを教えてもらうことができます。
まずは館内でヒゴタイの開花状況を確認すると、裏手にあるタデ原湿原の中のヒゴタイは満開に近い状況とのことでしたので、裏手の湿原へ向かってみたいと思います。
センターの裏手にはタデ原湿原が広がっており、木道も整備されているので、軽装でも豊かな自然を満喫することができます。
木道ヘ向かうと背後に見える壮大なくじゅう連山の山並みをバックにタデ原湿原が広がっています。
ヒゴタイは8月頃から咲き始め、8月下旬をピークに9月中旬まで見ることができると聞いていました。
残念ながら、タデ原湿原のヒゴタイはまばらに咲いている程度で、少し色あせて見頃を過ぎている花が目立ちました。
しかし、くじゅう連山の雄大な景色をバックに咲き誇るヒゴタイを見ることができますので、撮影スポットとしてはおすすめです。見頃の時期にはまた訪れてみたいと思います。
ヒゴタイ公園は満開のヒゴタイ畑が広がっていた
阿蘇から長者原に向かう途中、産山付近でヒゴタイ公園の看板を目にしていましたので、こちらも覗いてみることにしました。
やまなみハイウェイを阿蘇方面へ戻ること約20分、ヒゴタイ公園入り口の看板があります。
看板から入ると両脇を阿蘇の名物である赤牛の放牧場に囲まれた脇道が続いていますので、ヒゴタイののぼりを目印に奥へと進んでいくと、約10分ほどでヒゴタイ公園へ到着します。
途中、いくつか分岐がありますので、ナビがあったほうが良いかもしれません。
ヒゴタイ公園は入場料がかかるものの、こちらには一面のヒゴタイ畑がありました。
ほかにも阿蘇の高山植物が区画ごとに植えられており、阿蘇の草花を楽しむならおすすめのスポットです。
ヒゴタイの花は小さいので写真ではわかりにくいかもしれませんが、整備された草原のあちらこちらにヒゴタイの花が咲き誇っています。高台の丘の上にあるので、阿蘇の山並みを眺めながら遊歩道を散策できるようになっています。
まだこちらのヒゴタイは色濃く、今が見頃といった感じでした。
ヒゴタイに混じってなでしこが咲いていました。
長者原ビジターセンターの詳細情報
TEL:0973-79-2154
開館時間 9:00~16:00 ※5~10月は17時閉館
休館日:12/29~1/3
入館料:無料
参考リンク:環境省
※訪れる際はまず開花状況などを確認することをオススメします。
ヒゴタイ公園の詳細情報
TEL
年中無休 ヒゴタイの見頃は8月〜9月中旬
入園料 大人300円 小中学生200円 幼児無料
参考リンク:阿蘇阿蘇.com
※訪れる際はまず開花状況などを確認することをオススメします。