悲報【佐賀】清水竹あかり、なくなるってよ…

小城の奥座敷にある清水の滝で平成17年から毎年開催されていた「清水竹あかり」ですが、今年から開催できないというなんとも悲しいニュースが飛び込んできました。
毎年多くの人が訪れ、賑わっていたイベントなだけに残念すぎるというか…毎年楽しみにしていたので切ない知らせにただ愕然とさせられています。


※写真は2015年開催時のもの

はじまりはFBページのアナウンス

「今年は清水竹あかりは開催しません。11月2〜4日に行われる小城さくらまつりに合わせて清水の滝のライトアップのみ開催となります。」といったアナウンスが公式ページで発せられていました。
 
毎年行われていたイベントだけに「なぜ!?」といった感じでした。そして、一番の疑問なのが、『清水竹あかり』のFBページでライトアップを行うというアナウンスがされていたこと。
『竹あかりのページで竹あかりはしません・・・って?』訳が分からず、いろいろな情報を調べてみたのですが、毎年清水竹あかりに合わせて清水の滝のライトアップを行っていたのですが、今年はこのライトアップだけを行うということ。(←そもそもこの時点で大混乱)
 
竹あかりイベントはしないのに、『清水竹あかり』のFBページで告知する時点でなんなんだ?という話ですね(汗
 
ちなみに、今年は規模を縮小してライトアップと和傘のオブジェの展示のみ。訪れる人もほとんどいない上、まだ色づいてもいない紅葉のライトアップが強すぎて、オブジェがまったく目立たないという状態でした。(アナウンスが行き届いていないため県外からの来訪者がほとんどだったようで、皆さん肩を落として帰っていました。)
 

 

 

 

ことの真相は…スマートICだった

清水竹あかりはここ数年人気イベントで県内外から多くの方が来ていたそうです。しかし、清水の滝周辺には駐車場が少なく、混乱が予想されるということで、ふもとの小城公園などから無料のシャトルバスを運行していました。
イベント期間中は清水の滝に登る道路に交通規制を実施して対応していたそうです。
 
ところが今年、この清水の滝に登る道路の途中に長崎自動車道・小城サービスエリアから一般道に抜けられるスマートインターが設置されたことで交通規制をするわけに行かず、清水竹あかりを実施しないということになったのだそうです。
道路事情の問題でまちを盛り上げる一大イベントが実施できないというのはなんだかなぁという話ですが…

清水竹あかりはもう実施できないのか?

どうやら、スマートインターがある以上、道路規制ができないのでイベントができないというのが地元の言い分のようです。
しかし、大きな疑問があります。まず、スマートインターの経済性ってどこまであるのでしょうか?
 
もともと竹あかりは平成17年から実施していたイベントで、多くの来場者も見込まれることから経済効果も十分にあるはずです。
はたまた、スマートインターの通行量ってどのていどなのでしょうか?(インターを作っても見合わないから、コストを抑えたスマートインターが後から作られているので、そんなにあるのか?)
また、竹あかりは夜のイベントなので、17時〜22時くらいの5時間を規制すればいいはずです。実際にこの5時間の平均的な交通量といったエビデンスもあるはずですが、高速道路を運営するNEXCO西日本に掛け合った形跡もあまりないようです。
 
清水竹あかりにこれほど多くの来場者が訪れている理由は、ただ単に竹あかりというだけではないはずです。
都会で流行ったイベントを持ち込んだ二番煎じ・三番煎じのイベントではなく、地元・小城の自然やもともとある食べ物、そして地元の人が一から作り上げてきた独自のイベントだからこその結果だと思います。
 
スマートインターができたとして、そこに交通量が生まれたとしても、それはただ単に通行量が増えるだけで街の活性化にはあまり効果がないはずです。
地元で温めてきたイベントが高速の出入り口ができただけで開催できないというのはなんとも悲しすぎるのではないでしょうか?
イベント開催期間の夕方から夜間のみスマートインターを規制するとか、本当に地域活性を考えるのであればなんとかならないものでしょうかね…
 
NEXCO西日本の関係者方とか、見てる方がいたらどうにかできる道を模索してみてもらえないものなのでしょうか?と切実に思ってしまいます。
 
 

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