【長崎】長崎のランドマーク『女神大橋』のてっぺんに登ってみた件
長崎のランドマークといえば、2005年に鶴の港とも言われる長崎港の入り口に開通した女神大橋でしょう。
開通から10年経った今では世界三大夜景にも選ばれた長崎市の夜景にも溶け込み、すっかり長崎のランドマークとして定着しています。
そんな女神大橋を支えている主塔のてっぺんに登ってみました!
長崎さるく『女神大橋ば登ってみゅーで!!』
女神大橋に登ると言っても、普段は主頭部への立ち入りはできません。
今回は長崎国際観光コンベンション協会主宰の長崎さるくの一環として企画された『女神大橋ば登ってみゅーで!!』というツアーに参加することで、普段は絶対に立ち入ることのできない女神大橋の主塔の内部にある整備用のエリアを通って、女神大橋のてっぺんに登ることができました。
以前、紹介した豪華客船『ダイアモンド・プリンセス号』への見学会も長崎さるくの企画でしたが、こういった普段立ち入ることのできない場所への見学会や体験ツアーが企画されていると長崎市民でも楽しめますね。
参考リンク:【長崎】夢の豪華客船を手軽に体感できる船内見学会がおすすめ!
今回の女神大橋に登るという企画は、10月17日と18日の両日ともに10人一組で4組づつ募集されており、2015年5月に企画されたのについで二度目の開催となりました。
私は10月18日の第一回目(10時5分出発)に参加したため、通算180人目くらいの参加者なのだとか…
今回のツアーでは女神大橋の戸町側にある駐車場で受付を済ませ、港内側にある主塔の入り口からまずは橋桁と主塔頭頂部との間にある水平梁部を目指します。ここで一旦休憩し、再び主塔を登り、頭頂部へと向かいます。
そして、主塔を下り、橋桁の下部にある整備用の通路を約2時間で見学するというプランでした。
募集概要には自力ではしごを昇り降りでき、心肺機能に問題のない方が必須条件とされており、運動に適した服装や靴で参加する旨記載されていましたので、ちょっとした登山感覚で参加したほうが良さそうです。
女神大橋に登ってみた
まずは女神大橋の戸町側にある駐車場へ向かいます。
事前に申し込んでいたため、駐車スペースを確保してありました。
受付で参加費の1000円を支払い、ヘルメットと安全帯、そして参加者の目印となるシールなどを受け取ります。橋の内部には当然、トイレなどもありませんので、駐車場脇にある公衆トイレで用を済ませておく必要があります。
集合時間に全員が揃った時点でまずは簡単な説明を受け、橋の主塔入り口へ向かいます。
橋から見える長崎の港の歴史などについてガイドさんから説明を受けながら主塔を目指します。
女神大橋からはグラバー邸や世界遺産にもなったジャイアントカンチレバークレーン、当日はあいにく入港がなかったものの、松が枝埠頭に停泊する大型豪華客船などを眺めることができるスポットでもあり、戦時中に戦艦武蔵が建造されたドックも目の前に見ることができます。
いよいよ、主塔内部に潜入!まずは水平梁部へ!
女神大橋の主塔部にはこのように扉があります。整備などのため作業員の方が入るスペースです。
主塔の内部は橋の強度を保つため、断面が五角形となっており、内部には人一人がやっと通れるほどの狭い階段が設けられていて、中は空洞になっていました。
あまりの狭さと急な階段の連続で内部で写真を撮る余裕がなかったほど…(汗)
まずはこの階段を登って行くのですが、階段が狭く急で、足場が狭いので手すりにしっかりと掴まりながら慎重に登っていきます。
少しバテてきたところで、今度は水平梁の内部を横方向へ進んでいきます。水平梁の中央部にあるはしごを登るとようやく水平梁の上に出ることができました。
ここで記念撮影をしつつ、少し休憩を取ります。
主塔を見上げると、橋桁から頭頂部までの中間地点といったところでしょうか…目指す頭頂部まではまだまだありますが、ここでも十分に高い…というか、高すぎて逆に恐怖感を感じないレベルですね!
水平梁部からでもこの高さ、そしてこんな迫力ある景色を見ることができます。
水平梁と言っても、上部は水平ではなく、中央部分に向かって若干の傾斜がかかっていました。また、中央部には橋の状態を監視するカメラが設置されており、トラブル等に迅速に対処するための仕組みが取り入れられているのですね!
いよいよ、てっぺんを目指す!
再び水平梁の内部を通って主塔へ戻り、てっぺんを目指します。
ここから上に行くにしたがって、主塔はさらに細くなっていきますので、内部もどんどん狭くなります。
気をつけないと天井に頭をぶつけてしまいますので、注意が必要です。
そして、ようやく主塔の頭頂部へ到着し、参加者全員でまずは記念撮影です!
女神大橋の主塔頭頂部は地上約175mの高さで、九州で一番高い建造物の頂上にいることになるのだそうです。
下を見ると、さきほどまでいた水平梁部まででもこんなに高さが…
ここから見える長崎の景色は普段見ることができない絶景で、秋晴れに恵まれたこの日は最高のコンディションで長崎の街並みを眺めることができました。
通常、橋を作る場合は橋の長さに対して一定以上の厚みがなければ強度を確保できません。
しかし、橋桁の厚みが増すと建設費も大幅に上昇してしまいますので、女神大橋は吊橋にすることで強度を保っています。
このため、橋を吊っているワイヤーも間近で見るとパイプのように見えますが、中身は極太の金属ワイヤーにコーティングが施されているものだということです。
水平梁から頭頂部にかけての主塔内部にはこのワイヤーを固定する器具が設置してあり、間近に見ることができました。
最後は橋桁の下部へ!
主塔のてっぺんでの景色を堪能したら、登ってきた主塔を下ります。
登りは急勾配の階段を登るためしんどかったですが、下りは思ったより楽でした。橋桁の主塔入り口から外に出て、脇の階段を下ると橋桁の下部に設けられた作業用スペースがあります。
ここには左右に橋の下部をメンテナンスするためのゴンドラが設置されており、ここからも普段目にすることのできない光景を楽しむことができます。
橋の下にはゴンドラのためのレールも設置してあります。
右側にある突起は主塔から伸びるワイヤーを固定している部分です。
女神大橋の歩道は安全対策のために背丈のあるフェンスが設置されていて、景色を楽しみにくいのですが、作業用のスペースは目障りなフェンスがありませんので、長崎の景色だけでなく、橋の真下もよく見えます!
こちらからは眼下に女神大橋の下を通る国道499号線があり、主塔頭頂部より近いせいもあって恐怖感がありました。
登頂証明書を受け取り解散
最後に受付場所である駐車場へ戻り、アンケートの記入を終えると一人ひとりに登頂証明書が授与されました。
これで解散なのですが、出発から約2時間程度のツアーは途中、適度な休憩もあり、楽しみながら登ることができたと思います。
なお、この企画は人気が高く、募集開始後すぐに定員が埋まってしまうほど…
今後も企画される予定だそうですので、気になる方は長崎さるくのホームページをチェックしてみると良いでしょう。
なお、こちらの企画は気象条件によって中止となる可能性がとても高いそうです。というのも、女神大橋の主塔内部は狭く、金属むき出しのはしごなので、小雨でも濡れると滑りやすく危険なため中止となる可能性が高いそうです。
また、橋の上では風の影響が大きく、風速8メートルほどでもかなり揺れるそうなので、強風の場合も中止となってしまいます。
当日はほぼ無風でしたが、大型トラックなどが通行する際は揺れがありましたので、仕方ないでしょう。
また、主塔内部はとても狭く、頭などをぶつけやすいです。お借りしたヘルメットのおかげで安全に登れましたが、なかったら何度痛い目に遭っていたことか…
そして、荷物は必要最小限にして、極力コンパクトなバッグ(リュックやワンショルダーバッグなどがおすすめ!)で参加することをオススメします。※扉などが狭くて通り抜けできなくなります!(笑)
それと、当然売店などありませんので、500mlペットの水などでよいので事前に飲料を準備しておくと良いでしょう。