【鹿島】酒蔵開き・鹿島酒蔵ツーリズムで日本酒の魅力にふれよう!
佐賀県の南部にある鹿島市と塩田町〜嬉野市にかけての周辺地域は酒蔵が多く立ち並ぶ酒処でもあります。
この地域では毎年3月に地域をあげて合同で酒蔵開きを行っており、地域をあげたイベントとして盛り上がっているようです。
2015年はその地域をさらに拡大し、ますます見逃せないイベントへと発展しているということで、参加してみることにしました!
鹿島酒蔵ツーリズムとは
鹿島酒蔵ツーリズムは鹿島市とその周辺にある酒蔵が合同で行っている酒蔵開きイベントなのですが、特筆すべきは地域をあげてのイベントとなっていることです。
鹿島市内には酒蔵が隣接するエリアがいくつかあり、そのエリア間やJRの駅、そして車での来場者向けに祐徳稲荷神社の駐車場を開放してこのいくつかのエリアを無料バスで周遊できるシステムになっています。
詳しくは鹿島酒蔵ツーリズム公式サイトでも紹介されています。
鹿島酒蔵ツーリズムに参加してみた!
今回はハンドルキーパーが付き添いなので、まずは車で祐徳稲荷神社を目指します。
高速道路だと嬉野ICまたは武雄ICから祐徳稲荷神社を目指すと、酒蔵ツーリズム駐車場の案内看板がありますので、これに従って駐車しましょう。
駐車場そばには臨時のバスの発着場が設けられており、各エリアへ無料バスで向かうことができます。
今回はまず肥前浜駅周辺にあるエリアへと向かいました。こちらのエリアへのバスはかなりの本数がでているので、バス停で待っていればすぐにバスに乗って向かうことができます。
また、バス発着場では酒蔵ツーリズム限定の6蔵セット(6蔵の日本酒セットにガイドブックなどがついたセット)も販売されていましたので、まずはこちらをGETして、最初の目的地、JR肥前浜駅周辺の肥前浜宿・花と酒まつり会場へ向かうことにします。
今回の一番の目的は富久千代酒造さんです。こちらで醸造されている『鍋島』という日本酒は限られた販売店でしか購入することができず、生産数も限られているのでなかなか購入することができません。
地元でも私の知る限りでは1店舗しか販売店がなく、なかなかタイミングよく購入することができないほどですので、まずはこの酒蔵へ向かうことにしました。
酒蔵のお隣にある普段は玄関として利用されている入り口です。
入ったところには製造銘柄の解説などが展示してありました。
そして、富久千代酒造さんでは普段、酒蔵での直売を行っていないのですが、この日ばかりは特別に販売が行われています。
なかなか購入できない貴重なお酒が購入できるとあって、即売会が行われている酒蔵の中へ向け長蛇の列となっています。
もちろん、お目当てはこの即売会です!
特別に直販会があるといっても、一人一本しか購入できないのですが、そこは仕方あるまい…
並ぶこと約30分、どうにかお目当てのお酒をGETすることができました。
蔵の外では試飲会も行われており、自慢のお酒を味わうことができます。
よく見ると杜氏を務める飯盛さんが振る舞ってくれているではないですか!
この肥前浜エリアは他にも峰松酒造さんや光武酒造さんの酒蔵が立ち並び、昔ながらの景観を残したエリアとなっています。
また、少し離れたところにはどぶろくで有名な幸姫酒造さんもあります。
富久千代酒造さんをあとにし、他の酒蔵やイベントもまわってみることにしました。
酒蔵が立ち並ぶ路地は多くの観光客で賑い、それぞれの酒蔵で自慢のお酒を試飲することができるだけでなくさまざまなイベントや販売が催されていました。
路地をまわるとケータリングや出店でおつまみや軽食を購入できるので、酒蔵をまわって好みのお酒を探しながら一日楽しむことができます。
コーヒー屋さんなどの出店もあり、餅つきやゲームなどもあるので、お酒がのめない方やハンドルキーパー同伴はもちろん、お子様連れでも十分に楽しむことができます。
富久千代酒造さんから、光武酒造さん、峰松酒造さんをまわり、散歩がてら幸姫酒造さんをまわったところで、一旦バスで駐車場へ戻り購入した商品などを車に載せることにしました。
荷物をおろしてマップを確認し、五町田酒造さんや酒造さんがある塩田エリアへ出掛けることにしました。こちらはバスの本数が少なめなので、予め運行時刻などを確認しておくとよいでしょう。
塩田エリアは、少し遅い時間に訪れたこともあり、肥前浜エリアに比べると人も少なめですが、それでも多くの方が試飲を楽しみつつ、気に入ったお酒を購入していました。
こちらにある五町田酒造さんは日本酒だけでなく、梅酒も有名です。
本格梅酒『ナトゥラーレ』は日本テレビの「どっちの料理ショー」でも厳選素材として紹介されたこともあるほどの梅酒で、香りも味も豊かなどっしりとした米焼酎仕込みの梅酒になっています。
また、今回は時間がなくて行かなかったのですが、馬場酒造さんがあるエリアなどへも無料バスが運行していました。
鹿島酒蔵ツーリズムでは単なる酒蔵開きとしてだけでなく、酒蔵開きをきっかけにまちおこしや地域の魅力を発信するようなイベントになっており、日本酒好きにはもちろん、お酒が呑めない同伴者がいても一日十分に楽しめるイベントになっています。
また、無料バスで各エリアを周遊できるなど、まち全体を挙げてのイベントへと進化を続けており、今後も楽しみなイベントのひとつだと思います。春の行楽シーズンは酒蔵開きを行楽の予定に入れてみてはいかがでしょうか?
また、鹿島酒蔵ツーリズムが開催される時期は桜が咲き誇り、お花見も同時に楽しめます。
2015年の開催時は天候に恵まれ、満開の桜も堪能することができました。ついでに祐徳稲荷神社へ参拝するのも良いですね!
なお、呑まれる方はJRなど公共交通機関を利用し、飲酒運転は絶対にしないでくださいね!
鹿島酒蔵ツーリズムについて
鹿島酒蔵ツーリズムは毎年3月、鹿島市周辺の合同酒蔵開きイベントとして地域が一丸となり、年々盛り上がりを見せているイベントとなっています。
鹿島酒蔵ツーリズム公式サイトで詳細などがアナウンスされていますので、気になった方は調べてみてください。
なお、秋口にも合同で酒蔵開きが開催されているみたいですよ!